薬機法6分で読めます

メイクアップ化粧品の薬機法:ファンデ・口紅のOK/NG表現

公開日:2026年6月2日

ファンデーション・口紅・アイメイクなどのメイクアップ化粧品は、「メイクによる物理的な見た目の変化(化粧効果)」を表現できるのが特徴です。一方で、塗るだけで肌そのものが変化するようなスキンケア的効果の暗示はNGです。本記事でメイクアップ化粧品のOK/NG表現を事例で整理します。

判断の軸:化粧効果はOK、肌の変化の暗示はNG

メイクアップ化粧品は、化粧によって見た目を整える「化粧効果」を、事実に反しない範囲で表現できます。「カバーする」「明るい印象に見せる」などはOKです。一方、メイクで肌質そのものが治る・変わるかのような表現や、スキンケア効果の暗示はNGです。

OK表現の事例

  • シミ・くすみをカバーする(メイクによる物理的なカバー)
  • 毛穴を目立たなくみせる(化粧効果としての見え方)
  • 明るい印象の肌に見せる/ツヤのある仕上がり
  • カバー力・化粧もちがよい
  • 口唇の荒れを防ぐ(口紅・リップ。化粧品56項目の範囲)

「見せる」「印象」など、化粧による見た目の変化だとわかる表現にとどめるのが基本です。ビフォーアフター画像を使う場合も、メイク効果の範囲・同一条件・誇張なしが前提です。

NG表現の事例と理由

  • シミが消える/シミが薄くなる → 肌そのものの変化を示しNG
  • 塗るだけで肌が再生/肌質が変わる → スキンケア的な効果の暗示でNG
  • メイクしながら美白 → 美白は医薬部外品の承認効能であり化粧品では不可
  • ニキビが治る → 治療的表現でNG

美容成分配合を理由に「スキンケアしながらメイク」のような訴求をする場合も、化粧品の効能の範囲を超える効果(治る・改善・美白など)は表現できません。配合の事実記載はできても、効果の保証はできません。

チェックの観点

  • 「化粧による見た目の変化(カバー・見せる)」の範囲に収まっているか
  • 肌そのものが変化する(治る・薄くなる・美白)と読めないか
  • ビフォーアフターが同一条件・誇張なしか
  • 口唇用は56項目(荒れを防ぐ等)の範囲か

Plottell(プロッテル)のAIリーガルチェックは、メイクアップ特有の「化粧効果」と「肌の変化の暗示」の境界を踏まえて判定し、言い換えを提示します。

よくある質問

ファンデで「シミをカバー」と書けますか?

書けます。メイクによる物理的なカバー(隠す)は化粧効果として表現できます。一方「シミが消える」「シミが薄くなる」は肌そのものの変化を示すためNGです。

メイクで「美白」と言えますか?

言えません。「美白(メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ)」は医薬部外品の承認効能であり、化粧品のメイクアップ製品では表現できません。

口紅で言える効能は?

「口唇の荒れを防ぐ」「口唇にうるおいを与える」など、化粧品の効能の範囲56項目の口唇用の効能が表現できます。

関連記事

無料ツール・ヘルプ