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アフィリエイト広告と景品表示法:広告主が負う表示責任

公開日:2026年6月2日

アフィリエイト広告は便利な集客手段ですが、その表示が不当表示(優良誤認・有利誤認)になった場合、責任は一義的に広告主(商品の供給者)に帰属します。アフィリエイターが作った表現でも、広告主の表示として景品表示法の対象になります。本記事で責任の所在と管理のポイントを整理します。

アフィリエイト広告とは

アフィリエイト広告は、アフィリエイター(媒体運営者)が自分のサイト等で商品を紹介し、そこ経由で成果(購入等)が発生すると広告主が報酬を支払う仕組みです。ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)が広告主とアフィリエイターを仲介することが多くあります。

表示責任は一義的に広告主

2022年2月に消費者庁が公表した「アフィリエイト広告等に関する検討会報告書」では、広告の表示責任は一義的に商品の供給者である広告主に求められるとされています。表示行為をしたか否かは「表示内容の決定に関与したか」で判断され、広告主がアフィリエイターに表示内容の決定を委ねている場合を含めて、広告主が行った表示として扱われます。

景品表示法の法解釈の観点からは、ASP・広告代理店・アフィリエイターは基本的に規制の対象外とされています。つまり「アフィリエイターが勝手に誇大表現を書いた」という言い訳は通用せず、広告主が責任を負います。

広告主が講じるべき管理措置

事業者は、不当表示を未然に防止するための管理措置を講じる必要があります。2022年6月には、アフィリエイト広告に焦点を当てて管理措置指針およびインターネット表示の留意事項が改正されました。

  • アフィリエイターに提供する素材・訴求内容のルールを定める
  • 掲載される表示を定期的に確認し、不当表示・薬機法違反がないか監視する
  • 問題のある表示を見つけたら速やかに是正・削除を依頼する仕組みを持つ
  • ステマ規制への対応(PR表記)も含めて運用する

化粧品のアフィリエイト広告では、アフィリエイターが「シミが消える」などの薬機法違反表現を書くケースが起きがちです。これも広告主の表示として責任を問われ得ます。提供素材と監視体制で未然に防いでください。

チェックの観点

  • アフィリエイターの表示を広告主として監視・是正できる体制があるか
  • 提供する訴求素材が薬機法・景表法の範囲に収まっているか
  • 誇大表現・体験談・No.1表記などに不当表示がないか
  • PR表記(ステマ規制対応)が徹底されているか

Plottell(プロッテル)のAIリーガルチェックは、アフィリエイター向けに提供するコピーや、掲載表示の薬機法・景表法上の問題を検出します。提供素材の事前チェックに活用できます。

よくある質問

アフィリエイト広告の不当表示は誰の責任ですか?

一義的に広告主(商品の供給者)の責任です。広告主がアフィリエイターに表示内容の決定を委ねている場合も含めて、広告主の表示として景品表示法の対象になります。

アフィリエイターやASPは規制されますか?

景品表示法の法解釈の観点からは、ASP・広告代理店・アフィリエイターは基本的に規制の対象外とされています。責任は広告主に帰属します。

アフィリエイト広告で気をつけることは?

提供する訴求素材を薬機法・景表法の範囲に収め、掲載表示を定期的に監視・是正する管理措置を講じることです。化粧品では薬機法違反の表現が紛れ込みやすいため特に注意が必要です。

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