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SKU・JANコード・品番・在庫管理とは?EC運用の基礎をやさしく解説

公開日:2026年6月27日

美容液1種類を売っているつもりでも、30mLと50mL、無香料とローズの香りがあれば、それは「4つの商品」としてEC上では数えます。この数える単位がSKUです。SKU・JANコード・品番・在庫管理は、どれも「商品を識別する仕組み」ですが役割が違い、混同すると在庫がズレたり、Amazonや楽天への出品でつまずいたりします。この記事では、それぞれが何を指し、どう使い分けるのかを、化粧品ECの現場目線で整理します。

SKUとは何ですか?

SKU(エスケーユー)とは、在庫を管理するうえでの最小の単位です。同じ商品名でも、色・サイズ・容量・香りなどが違えば、それぞれ別のSKUとして数えます。「商品」という大きなくくりではなく、「実際に倉庫の棚で1つずつ数えられる単位」がSKUだと考えると分かりやすいです。

とえば「モイストセラム美容液」という1商品でも、30mLと50mLの2容量があり、それぞれに無香料とローズの2種類の香りがあれば、組み合わせは4通り。この場合、商品は1種類でもSKUは4つになります。お客様から見れば「同じ美容液のバリエーション」ですが、運営側にとっては在庫も価格も別々に管理すべき4つの単位です。

SKUは図書館の「背ラベル(請求記号)」によく似ています。同じタイトルの本でも、版や所蔵棚が違えば別のラベルが貼られ、そのラベルをたどれば膨大な蔵書の中から目的の1冊を確実に棚から取り出せます。SKUも同じで、無数の在庫の中から「30mL・ローズの香りのあの1本」を取り違えずに特定し、数え、出荷するための札の役割を果たします。

SKUとJANコード(バーコード)は何が違いますか?

SKUは「自社の中で在庫を数えるための管理単位」、JANコードは「流通全体で共通して使われる13桁の商品識別番号」です。役割の向きが違い、SKUは社内向け、JANは社外(流通)向けと考えると整理できます。両者は別物で、1つのSKUに1つのJANコードを対応させて運用するのが基本です。

JANコード(Japanese Article Number)は、商品パッケージに印刷されている、あの縞模様のバーコードの中身を表す番号です。日本の共通規格で、原則13桁。レジで読み取れば、どこの店でも同じ商品だと識別できます。一方で品番は、メーカーが社内で独自につける管理番号で、桁数や付け方に共通ルールはありません。「SLM-30-RO」のような、人が読んで意味が分かる文字列にすることが多いです。

そしてAmazon ASINは、Amazonが商品カタログ内で独自に割り当てる識別コードです。出品時にJANコードを登録すると、Amazon側がそれに紐づくASINを発行・対応づけます。つまり同じ1本の美容液に、SKU・JAN・品番・ASINという複数の「番号」が同時にぶら下がっている状態が普通です。それぞれ発行する主体と目的が違う、と理解しておくと混乱しません。

名称誰が決めるか範囲主な目的
SKU自社(EC運営者)社内在庫を数える最小単位。色・容量・香りごとに
JANコードGS1事業者コード経由で取得流通全体(社外共通)13桁の共通番号で商品を一意に識別
品番メーカー独自メーカー社内社内での商品管理・型番の整理
Amazon ASINAmazonAmazon内Amazonカタログ上での商品識別
親商品モイストセラム美容液容量違い:30mL容量違い:50mL無香料SKU-1ローズSKU-2無香料SKU-3ローズSKU-4親商品は1種類でも、容量×香りの組み合わせでSKUは4つに枝分かれする在庫・価格はSKUごとに別管理
1つの親商品が容量違い・香り違いで4つのSKUに枝分かれする様子

Amazonや楽天では、SKUはどう扱われますか?

AmazonでもVariation(バリエーション)として親商品の下に各SKUがぶら下がり、楽天でも「商品オプション」で容量・色などの選択肢ごとに在庫を持ちます。考え方はどのモールでも共通で、「お客様には1ページに見えても、裏では選択肢ごとに別在庫・別番号で管理されている」点は変わりません。

Amazonの場合

Amazonでは、容量や香りの違いを「バリエーション」としてまとめ、ひとつの商品ページの中で選択させます。出品者は各バリエーションに自社のSKU(出品者SKU)を割り当て、JANコードを登録するとAmazonがASINを対応づけます。同じ商品でも、自社内の在庫管理はSKU、Amazonカタログ上の識別はASIN、と番号の役割が分かれている点に注意してください。

楽天の場合

楽天では「商品オプション」や「項目選択肢」で容量・色などのバリエーションを設定し、選択肢ごとに在庫数を持たせます。1つの商品ページの中で複数の在庫単位を抱えられるため、見た目は1ページでも、内部的にはSKUに相当する単位ごとに在庫が動きます。SKUの考え方を理解しておけば、こうしたモール固有の設定もスムーズに整理できます。

バリエーションを「同じ商品だから」と1つの在庫としてまとめてしまうと、30mLは品切れなのに50mLの在庫数で販売を続けてしまう、といった出荷トラブルにつながります。在庫はあくまでSKU(選択肢)単位で持つのが原則です。

在庫管理はどの単位で行えばよいですか?

在庫管理は必ずSKU単位で行います。「美容液が合計50本」ではなく、「30mL無香料が12本、30mLローズが8本…」とSKUごとに数えるのが正しい持ち方です。これを徹底すると、欠品・過剰在庫・受注からの引き当てがすべて正確になります。

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    SKUを洗い出す

    商品ごとに、色・容量・香りなどの組み合わせをすべて書き出し、何SKUあるかを確定します。これが在庫管理の土台になります。

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    SKUコードを決める

    各SKUに、人が見て中身が分かる管理コード(例:SLM-30-RO=美容液30mLローズ)を割り当てます。社内で重複しないルールを先に決めておきます。

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    JANコードを対応づける

    販売する各SKUに、取得済みのJANコードを1対1で紐づけます。モール出品やバーコード読み取りはこのJANを使います。

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    SKUごとに在庫数を管理する

    入荷・出荷・返品をSKU単位で記録し、各SKUの在庫数を常に最新に保ちます。受注時はそのSKUの在庫から引き当てます。

プロッテル(Plottell)は、1枚のLP(商品ページ)の中で複数SKU・複数価格に対応できます。商品ページを作る段階で、SKUごとの容量・価格を整理して載せられるため、「30mLはいくら、50mLはいくら」「無香料とローズで在庫も価格も別」という、この記事で整理した構造をそのままページ上に反映できます。SKUの考え方が頭に入っていれば、商品ページ作成からモール展開まで一貫して迷わず進められます。

よくある質問

SKUとJANコードは同じものですか?

別物です。SKUは自社内で在庫を数えるための最小管理単位で、色・容量・香りごとに分かれます。JANコードは流通全体で共通して使われる13桁の商品識別番号(バーコード)です。基本は1つのSKUに1つのJANコードを対応させて運用します。

1つの商品で何SKUになるか、どう数えればよいですか?

バリエーションの組み合わせの数で数えます。たとえば容量が2種類(30mL・50mL)、香りが2種類(無香料・ローズ)なら、2×2=4SKUです。お客様から見れば1商品でも、運営側は在庫・価格を別管理する4つの単位として扱います。

Amazon ASINと自社のSKUは何が違いますか?

ASINはAmazonが自社カタログ内で商品に割り当てる識別コードで、Amazon内でのみ通用します。SKUは自社の在庫管理用のコードです。出品時にJANコードを登録すると、AmazonがASINを対応づけます。社内在庫はSKU、Amazon上の識別はASINと、役割が分かれています。

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