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レイヤー・マスク・グリッドとは?商品ページ画像の「重なり」を理解するデザインの基本用語

公開日:2026年6月27日

商品ページの画像は、実は1枚の絵を一気に描いているわけではありません。背景・商品写真・キャッチコピー・装飾といった「部品」を、透明なシートのように何枚も重ねて1枚に見せています。この「重なり」の仕組みを支えるのが、レイヤー・マスク・グリッドという3つの基本用語です。ここを押さえると、デザイナーへの依頼も、自分での修正も、ぐっとスムーズになります。化粧品EC担当者・初心者デザイナーに向けて、できるだけ専門用語を噛み砕いて解説します。

そもそもレイヤーとは?1枚の画像はなぜ「重なり」でできているのか

結論から言うと、レイヤーとは「透明なシート1枚1枚」のことです。デザインツールでは、背景・商品写真・文字・装飾をそれぞれ別のシートに描き、それを上下に重ねて1枚の画像として書き出します。1枚の絵に見えていても、内部では複数の層に分かれているのが現代のデザインツールの基本構造です。

ぜわざわざ分けるのかというと、後から一部だけを直せるからです。たとえば「文字の色だけ変えたい」「商品写真だけ新作に差し替えたい」というとき、すべてが1枚に焼き付いていると全部描き直しになります。レイヤーで分かれていれば、その層だけを触れば済みます。これが、レイヤー型ツール(Canva・Photoshop・Plottell Canvas など)が制作の主流である理由です。

アニメのセル画を思い浮かべると分かりやすいです。昔のアニメは、背景の絵・キャラクターの絵・光や煙などの効果を、それぞれ別々の透明なシート(セル)に描き、それを重ねてカメラで撮影し1カットにしていました。背景はそのままに、キャラクターのシートだけ差し替えれば次のコマになる。デザインのレイヤーは、まさにこのセル画の考え方をデジタルにしたものです。

レイヤー4:装飾リボン・あしらいレイヤー3:コピーうるおい続く美容液レイヤー2:商品写真ボトルの切り抜きレイヤー1:背景一番下のベース上の層ほど手前に表示
背景→商品写真→キャッチコピー→装飾の順にレイヤーが重なり、1枚の商品ページ画像になる

レイヤーの順番が変わると何が起きる?

結論として、上にあるレイヤーほど手前に表示され、下のレイヤーを覆い隠します。だから順番はとても重要です。背景の上に商品写真、その上に文字、と積むのが基本で、もし文字を商品写真より下に置くと、写真に隠れて文字が読めなくなります。

  • 一番下:背景(ベースの色や写真)
  • 中間:商品写真(背景を切り抜いたボトルやパッケージ)
  • 上の:キャッチコピーや価格などの文字
  • 一番上:リボンやマーク、囲み線などの装飾

デザインツールでは、レイヤーの一覧パネルでこの順番をドラッグして入れ替えられます。「文字が写真の後ろに隠れてしまう」というトラブルの大半は、レイヤーの順番が原因です。困ったらまず順番を確認するのが基本です。

マスクとは?画像を好きな形に「切り抜いて」見せる仕組み

マスクとは、画像の一部だけを見せて、それ以外を隠す「型抜き」の仕組みです。元の画像はそのまま残しつつ、表示される範囲だけを円形や角丸などの形に切り抜いて見せられます。クッキーの型で生地を抜くイメージに近いですが、生地(元画像)は捨てずに残っているのがポイントです。

とえば四角い人物写真を丸く見せたいとき、写真を直接ハサミで切るのではなく、円形のマスクをかけます。こうすると、後から「やっぱり顔の位置を少し下げたい」と思っても、マスクの中で写真をずらすだけで調整できます。直接切ってしまうと、こうしたやり直しがききません。

マスクは「隠しているだけ」で画像を削除してはいません。だからファイルの中には見えていない部分も残っています。共有する画像に意図しない部分が隠れていないか、書き出し前に確認すると安心です。

グリッドとは?要素をきれいに整列させる「見えない基準線」

グリッドとは、画面を縦横に区切る見えない基準線のことです。この線に沿って文字や写真を配置すると、要素の位置や余白が自然にそろい、整って見えます。書き出した画像にグリッドそのものは写りませんが、プロのデザインが「なんとなく整っている」のは、たいていこのグリッドのおかげです。

グリッドあり:そろうグリッドなし:ばらつく
グリッドのある配置(左)は要素の左端や余白がそろい、ない配置(右)はばらついて見える

化粧品の商品ページでは、複数の画像で文字の位置や余白の取り方をそろえると、ブランドとしての統一感が出ます。グリッドを意識して配置の基準を決めておくと、別の人が作っても、別の商品でも、見た目のトーンがぶれにくくなります。

3つの用語を1枚の画像で整理すると?

結論として、レイヤーは「重なりの層」、マスクは「見せる形の型抜き」、グリッドは「整列の基準線」と役割が分かれています。1枚の商品ページ画像は、この3つが同時に働いてできています。

用語役割商品ページでの例
レイヤー要素を別々の層に分けて重ねる背景・商品写真・コピー・装飾を分けて管理
マスク画像を特定の形に切り抜いて見せる人物写真を円形に、ボトルを角丸に見せる
グリッド要素を整列させる見えない基準線複数画像で文字や余白の位置をそろえる
  1. 1

    背景を置く

    まず一番下のレイヤーに、ベースとなる色や背景写真を配置します。

  2. 2

    商品写真を重ねる

    背景を切り抜いた商品写真を上のレイヤーに置き、必要ならマスクで形を整えます。

  3. 3

    コピーを乗せる

    さらに上のレイヤーにキャッチコピーや価格を、グリッドに沿って配置します。

  4. 4

    装飾で仕上げる

    一番上のレイヤーにリボンや囲みなどの装飾を加え、全体を1枚に書き出します。

Plottell Canvas ならどう扱いやすくなる?

Plottell Canvas はレイヤー型のデザインツールなので、商品写真・テキスト・装飾を最初から別々の要素として扱えます。背景はそのままに商品写真だけを新作へ差し替えたり、キャンペーンに合わせてコピーの層だけを書き換えたり、後からの修正が一部の層だけで完結します。マスクで切り抜きの形を変えても元画像は残り、グリッドで複数画像の配置をそろえれば、化粧品ブランドとしての統一感も保ちやすくなります。レイヤー・マスク・グリッドの基本を押さえておくと、Plottell Canvas での制作も依頼も、ぐっと思いどおりに進められます。

よくある質問

レイヤーとマスクの違いは何ですか?

レイヤーは要素を別々の層に分けて「重ねる」仕組みで、マスクはひとつの画像を特定の形に「切り抜いて見せる」仕組みです。レイヤーが上下の重なりを管理するのに対し、マスクは1枚の画像の見える範囲を決めます。両者は別の役割で、組み合わせて使います。

グリッドは書き出した画像に線として写りますか?

写りません。グリッドは要素を整列させるための見えない基準線で、配置の目安として制作画面にだけ表示されます。書き出した画像には残らないので、安心して配置のガイドとして使えます。

初心者はまずどの用語から覚えればいいですか?

まずはレイヤー(重なりの層)から覚えるのがおすすめです。「文字が写真に隠れる」「一部だけ直したい」といった日常的なつまずきの多くはレイヤーの理解で解決します。マスクとグリッドは、レイヤーに慣れてから少しずつで十分です。

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